安倍元首相を撃った犯人の動機と陰謀論について
安倍元首相を撃った犯人、山上徹也の動機は、安倍元首相と宗教団体との関係だと言われています。
山上の母親が宗教団体に入れ上げた結果、多額の寄付をして破産をしたため、その宗教団体と関連しているとみられた安倍元首相を狙ったと報道されています。
しかし、母親が破産したからと言って、安倍元首相の命を狙うというのは飛躍しすぎて動機としては弱いと思います。
しかも母親が破産したのは、今から20年も前とのことですので、何を今更という感もします。
動機としては不自然なため、さまざまな陰謀論が噴き上がっているようです。
今回の事件は嫌でもケネディ暗殺事件を思い浮かべさせますので、陰謀論が出てくるのもやむなしという感じです。
ただ、この犯人の動機は、報道されているような、個人的な逆恨みではないような気がします。
安倍元首相について血筋については、まことしやかにネットで書き込みがされています。
犯人はこの噂を信じたのではないかと推測します。
外国勢力を政治から排除するという目的があって、このような犯行に及んだのではないかと思います。
事件を受けて、小池百合子都知事やその他の政治家が「民主主義への挑戦」だと犯行を非難していましたが、恨みによる殺人であれば「民主主義への挑戦」という表現には違和感があります。
小池さんについては、いつものようにカッコをつけただけだと思っていたのですが、犯行の動機が「外国勢力の排除」であれば、それは「民主主義への挑戦」と言ってもおかしくありません。
実は山上徹也は「外国勢力の排除」と安倍元首相の血筋について供述しているのではないでしょうか?
それをそのまま発表すると、ヘイトにもつながりますし、それに刺激された第二の犯罪も生み出しかねないので、犯行はあくまでも個人的な恨みからだとしたのではないかと推測します。
ただこのように犯行の動機を個人の恨みだと縮小して発表したために、犯行の不自然さが強調され、さまざまな陰謀論に繋がったと思われます。
それにしても警察、マスコミはなぜ宗教団体の名前を明らかにしなかったのか、
日本の組織、マスコミが何に影響され怖れているのか、はからずしも明らかになったような気がします。